24.08.09


初めて訪れたチェコ(特にプラハ)は完全に観光都市だった。事前に思い描いていたイメージとあまりにもかけ離れすぎていて、肩透かしをくらったような気になる。時期も丁度、バカンスシーズンと重なったこともあり、人、人、人(その中に僕たちも含まれているのだけれど)。そして訪れている人達は周りのことが見えておらず、我が物顔で街を闊歩する。ただでさえ人混みが苦手なのに、更に追い打ちをかけられたようであった。と不満ばかり漏らしているけれど、プラハ以外のクトナーホラ、チェスキー・クロムロフは良かった。次にチェコを訪れるのであれば、プラハ以外の、田舎の小さな街を訪れたい。



チェコからドイツに戻り、一日おいて次はオーストリアのHallstattという街へ。街並が世界遺産に登録されているそうです(知らなかったけれど、有名らしい)。山と湖に囲まれた静かな街でした。夜、明かりの無い湖畔にキャンドルを置き、寝転んでのんびりと星を眺める。物音の無い漆黒の闇の中、山陰から月が顔を出す。月明かりとはこんなにも明るかったのだと改めて知る。気がついたら2時間程が過ぎていて、とても贅沢な時間を過ごしました。


最後に訪れたザルツブルグでは流石に疲れがたまり、街をゆっくりと巡ることはできませんでしたが、夜に散歩した旧市街の細い路地は、整然と保存され、作られた街並とは違い、過去から残る街本来の姿を見る事ができたような気がします。


オーストリア旅行は、きっと僕と相方では思いつかないような旅プランでした。誘ってくれた友人達には感謝、感謝です。