09.07.09

今日、アカデミーで作業の合間に休憩していたらあるドイツ人に話しかけられました。最初は、僕がプーマの靴を履いていたので、アディダスとプーマの創始者は兄弟って知ってる?という会話から始まったのですが、先日、日本のホモセクシュアル差別を取り上げているTVのドキュメンタリー番組を観たが、実際はどうなのか?と聞かれました。勿論、少なからず残ってはいるが、昔ほどではないこと、ヨーロッパほどの市民権は得ていないことなどは伝えましたが、それでも的を得たコメントを伝えることができませんでした。言葉の力が足りないことだけでなく、僕自身の理解が足りないことも大きな原因なのだと思います。ドイツでは年齢に関わらず、公の場で同性同士が手をつないで歩き、肩を寄せ合っている姿を見かけることが多々あります。彼等はこそこそしておらず、むしろ堂々としているようにも見えるのです。


ドイツに来てから、歴史や文化だけでなく今回のような現在の日本についても知らない、見えていない部分が沢山あることに気付かされます。ただ見ていない(見えていない)だけなのか、敢えて見ようとしていないのか。自分から目を閉じて、視野を狭くし、遮ってしまうようにはなりたくないと思います。