27.12.08


今年のクリスマスは我が家で友人とゆっくり料理をしながら過ごす。僕たちはグラタンを、Sくんはりんごケーキ。オーブンがあると本当に便利。

ご飯を食べてのんびりしていたら、家の前の通りから歌が聞こえる。ゲリラで何人かがアカペラで歌っていた。向かいのアパートの住人達も窓を開けてその歌声に聞き入る。これも音楽の街ならではなのだろうか。ちなみに家の前の通りは「Beethovenstr(ベートーヴェン通)」。一つ向こうは「Mozartstr(モーツァルト通)」。音楽家にちなんだ名前の通りが続いています。滝廉太郎もLeipzigに留学しており、すぐ近くに住んでいた。そこには彼の銅像?が立っている。


ドイツでは25日、26日が祝日となる。24日の午後からお店も閉まり、皆は家族のもとでクリスマスを過ごす。

26日には隣人のAndoreas夫妻からディナーに招待され、ドイツの伝統的な家庭料理をご馳走になる。しかもクリスマス・プレゼントに、GewandhausによるBACHのCDも!食事の後は内蔵ホーン型(!)の蓄音機で音楽を聴きながら写真を見せてもらったり。彼の家のいたるところにリトグラフや絵画、オブジェなどのアート作品がセンス良く飾られている。それらを飾ることができる住居環境だけではなく、日常に自然とアートが組み込まれているようにも感じる。


クリスマスが過ぎた今日、ポストに入っていた広告には大晦日用の花火特集。ドイツでは新年に花火を飛ばす、とは聞いていたけれどかなり本気のようです(攻撃的?)。写真を撮りに行こうかと思っていたけれど、潜入するのには覚悟が必要かもしれません。。


オーダーした用紙やケミカルがまだ届かないので作業がストップ。日本でスキャンしておいたデータを再び見直しているけれど、ガラスキャリアを使っていないネガは周辺が流れてしまっている。その差は歴然で、げんなりしてしまう。ネガの平面性を出そうとすると、それが可能な機種はごく限られてしまう。しかもアナログに関わる感材から機材まで、全てが縮小されている今、何かしらの対処法を考えていかないといけない。