10.12.08

この間日記を書いてからも、何かと予定が詰まっていて常に人と会ったり、どこかに行っていたり。


クラスメートの展示交流のために行ったハンブルグでは雪が降り、積もっていた。ドレスデンは2日間とも雨だったけれど、招待してくれた家族とクリスマス用のジンジャー・ブレッドハウス(ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家!)を作ったりしながらゆっくり楽しい時間を過ごした。ドレスデンに出発する朝、家の扉を開けるとドアノブにお菓子が入った赤い長靴がかけてありました。5日の夜に聖ニコラウスがお菓子をくれるのです。そんな粋な計らいを仕掛けてくれた、お隣さん夫婦に同日、かわいい赤ちゃんが産まれました。予定日よりも早かったけれど、母子共に元気で良かった!


月曜日にはひょんなことから参加することになった、ライプツィヒ大学の異文化コミュニケーション講義の中でプレゼン。今、制作しているテーマも絡めて学生とディベート。分かりやすく、と思いながらも話がどんどん複雑になってしまい反省。しかし、とても有意義な時間だった。「あなたは非常に日本人という視線から物事をみていますね」と言われたことに、ふと我に返る。無意識の内に日本人であるという自覚が消え、ドイツに同化しようとしている自分に支配されながらも、やはり根底には日本人としての意識が根付いているのだと。このことに気付けたことは、とても大きな収穫だった。


その後、Heidiと面談。行き詰まっている作品について話をしながら、「結局は自分で見つけるしかないのよ」と言いながらも一緒に悩んでくれる。「先週、朝早いから仕方なく寝ずにいたら来年のプロジェクトのアイデアが急に浮かんだの!そんなものよ」と笑っていた。厳しいけれど、ほっとする。不思議な人です。


昼間は納品用プリントチェックの繰り返し。しかし今は日照時間が一番短い時期らしく、14時を過ぎると正確な色判断ができなくなるほど暗くなる。もう少し待って下さい... >Kさん。


アカデミーは休みに入るけれど、2月のRundgangに向けて制作に集中。そしてドイツ語にも集中!