24.06.06

今日は横浜美術館へ「アーティスト・イン・ミュージアム」、新井卓氏の展示及びオープンスタジオを観に行く。
当初の予定では今日のオープンスタジオは休みのはずだったのだが、急遽仕事が延期になったとかで氏に実際に会い、話を伺うことができた。
ダゲレオタイプによるポートレイト作品を制作する、その手法も興味深いが、新井氏曰く、作品ありきの手法であり、あくまで制作を行う上での、手法の選択なのだそうだ。


実際に銀板を磨く姿と撮影に立ち会ったが「写真」と言うよりも、その露光時間の長さなどからも「映像」に近いのかもしれない。
写真の原点とも言うべき手法にも関わらず、まさに映像を写し撮ろうとしている。まさに映像の原点なのだろう。


その後、赤レンガ倉庫でパオロ・ロヴェルシの「Studio」を観る。


8"×10"の、ヌメっとしたその質感。


主にファッション誌で発表したイメージだそうだが、それぞれのイメージが作品として成立している。
勿論、仕上げに於いてもだ。不思議とそのイメージに引き込まれ、見入ってしまう。
ただ、「キレイ」なだけのファッションではない。


シンプルだからこそ、美しいのだ。


_______________


東京と横浜の留学時代の友人と会う。
不思議なのだが、久しく会っていなくても違和感が無い。
7年前と何ら変わらず、当時に戻った気になる。

今の僕は、当時、ずっとずっと大人だと思っていた人と同じ歳になっていた。


当時の僕が、今の僕に会うならば何を思うだろうか。