01.04.08
昨日、飼い猫のサライが天国に旅立ちました。
昨夏に心筋症を発症し、いつ血栓ができて死んでもおかしくないと言われながら8ヶ月も頑張りました。
頭の中ではサライが死んだ、と分かっているのですがなかなかそれを受け止めることが、リアリティを感じる事ができませんでした。目の前に横たわっているサライはいつものように寝転んでいて、指で押すと嫌そうな顔をして指を振り払いそうで。でもどんどん体温が下がり、体が硬直していくのを見ながら少しずつ、サライが居なくなったのだと、目の前に体はあるのだけれど、カツオをねだることも、冷蔵庫の扉を開けることも、膝の上に飛び乗ってくることも、もう動くことは無いのだということが分かりました。
一晩明けたその体はもう完全に固まり、抜け殻でした。午後一番に火葬をお願いし、骨を拾いました。さっきまであった姿は無く、そこにはただ骨と、燃えカスしか残っていませんでした。
何だかすごくあっけなくて、やっぱり実感はなく、それでも帰ってくるといつも出迎えてくれたその姿は無く、日課になっていた眠る前のトイレ掃除をふと思い出したりしながら、もう居ないのだと気付く。
名古屋に来てからずっと一緒だったから。相方と3人でずっと一緒だったから。
僕たちが結婚するのを見届けてくれたのだろうか。サライのおかげで今の僕たちがあると言ってもいい。
本当にありがとう。そして、自分勝手な飼い主でごめんね。
どうかゆっくりと、そして変わらず優しいサライでいて下さい。
さようなら。そして今まで本当にありがとう。